頻繁では無いのですが、忘れた頃に変な電話が来ます。
大抵、留守電に入っているので、直接受ける事は無いのですが、一方的に録音された女性の声で入ってくるアンケート電話です。
「こちら日本建築XXXXです」から始まって、アンケートに答えてください云々。
もう、出だしで怪しさ満点。団体名も国関係の団体っぽい感じなのがますます怪しい。
だから、留守電も最後まで聞いた事ないし、直接受けた時もすぐ切っちゃうのでどんなアンケートかは分からないんですけどね。
しっかし、留守電がこんなので埋まるのは、本当に迷惑ですよね ーー;
こんなアンケートに答える人が果たしているんだろうか?
という疑問がムクムクと沸いてきたので、ググってみましたよ d(”
出てくる出てくるw
日本住宅XXXXというのは見つからなかったのですが、国勢調査とかでわんさか出てくる (゜ロ゜)
そして、実際に律儀にアンケートに答えた人の事例もありました。
5日前、録音された音声案内で「経済に関してのアンケートに答えて欲しい」という電話がかかりました。アンケートに答えると、最後に「粗品を送るので、お名前と住所を教えて欲しい」とメッセージが流れたので、名前と自宅の住所を吹き込みました。
すると、昨日自宅に本が送られてきて、その日の夕方に今度は、男性から電話で投資を勧められました。「投資に興味は無い」と断ると、「それなら何故アンケートに答えたのか」と恫喝されました。
勧誘目的のアンケートと知っていたら答えなかったのですが・・・また電話がかかってくるのではないかと不安です。 (70歳代女性)
↑は、福岡県消費生活センターに寄せられた相談です。(http://shouhiseikatsu.pref.fukuoka.lg.jp/seikatsu_info/jirei/2010/j201008h_02.htm)
う~ん、答えるとこうなっちゃうんですね (´゚A゚`)
私は、個人情報が漏れるのは、もうどうしようも無い事だと思っています。
もちろん、それは良くない事だとも思ってます。
でも、自分が何かすれば止められるかと言えば、残念ながら止められないですしね (、、
少なくとも、自分が止められる事、例えばこのケースの様に、相手が信用できるかどうなのか分からない相手に対して、自分から個人情報を伝えるという事だけはしないようにしようと思います。
こんな詐欺っぽい事は、案外身近な所で起こってまして、私の実家でも過去2回程警察官が張り込みをした事がありました。どちらも空振りに終わりましたが、幸いどちらも未遂で済んだ事件です。
【小切手詐欺】
私の実家は自営業を営んでおりまして、ある日この近くでお店を持つ事になったので、うちの実家から仕入れたいと言ってきました。近所の別のお店の人と一緒に来て紹介されたので、誰も最初は怪しいと思いませんでした。
今現金は持っていないので、小切手で支払いたい。手を怪我しているので、小切手のチェックライター(小切手に数字を打ち込む機械)を使って欲しい。もしくは、父に代わって数字を書いて欲しいと言いました。しかも、額は10万円で、おつりを現金で貰いたいと。
うちの父親は脇が甘いのかなんなのか、それを受けようとしたみたいなのですが、しっかり者のうちの母が怪しいと思って阻止したそうです。もう今日は遅いから売上も締めちゃったので・・・とかなんとか理由をつけて。
母は、小切手に自分の筆跡とか証拠になるような物を残したくないんじゃないか、怪しいと言い張ったのですが、そんなこと有るわけ無いと言い張る父と大喧嘩。そんな父を残して、うちにその人を連れてきたお店に行ったら、そのお店の人も別のお店の紹介でその人と会って、その人から紹介して欲しいと言われて一緒にうちに来た事が判明。同じ手口で何件も回っていたみたいです。当然一緒に来た人と知り合いだと思うから、受ける側も安心感を持っちゃいますよね ^^;
即、110番通報しました。
翌日来ると言っていたので、警察官が張り込んでいたのですが、結局その人は現れず、その後はどうなったか知りません。
お母さん、大手柄! O(≧∇≦)O
そんなしっかり者だったハズの母ですが、数年後今度はこの母が詐欺に引っかかりそうになります。
【振り込め詐欺】
当時、弟は出版社に勤めており昼頃から真夜中過ぎまで仕事という状態でした。なので、同じ家に住んでいながらも行動時間帯が違っていた為、母と顔を合わす事があまりありませんでした。
そんなある日、オレだけど・・・と電話が入りました。
嫌がらせ電話が頻繁にかかってくるようになって警察に相談してみたら電話番号を変えるように言われた。新しい電話番号を教えるので、ちゃんとこの電話番号に繋がるか確認したいから新しい番号に携帯からかけ直してくれない?と言ってきました。
声が変だと指摘したら、扁桃腺が腫れちゃってるけど大丈夫だと。
風邪をひいたにしても声がおかしすぎるとは思ったようなのですが、それよりも、無言電話や嫌がらせを受けるような事を他人にしてしまったのか!?という事にショックを受けたそうで、その事で頭がいっぱいになったらしいです。う~ん、母心ですね (´・ω・`;)
で、明日の10時頃って家にいる?と聞いてきたそうで、いつもお店で仕事しているのを知っているのに、何でそんな変な事を聞くのかとちょっと違和感を覚えたそうです。明日話があるからその時話すと言われて、今夜帰ってから話せば良いのにと言ったのに、ともかく話すのは明日って。
その夜、珍しく弟が夕食に間に合う時間に帰ってきました。
扁桃腺は大丈夫?食べやすいようにおかゆと煮魚を作ったから。と、なぜか自分が病人になっているので、????な弟。だって、電話で言ったじゃない、カクカクシカジカ・・・
「それ、オレオレ詐欺!」
すぐに110番するように言ったのに、もう遅い時間だからと変なところで躊躇する母。
「警察は24時間営業!」と弟は叫んだそうですw
※追記: 詳細は別ブログで記事になってます。
この時は、翌日お店の前にパトカーが来て、警官が母の携帯を持って待機。
そして時間通りかかってきた電話に警察が対応しました。母の役は婦警さんが演じました。
会話の詳細までは教えてくれなかったのですが、婦警さんが言うには、振り込め振り込めの一点張りで、なんとか直接会えるように交渉したけれどダメだったそうです。
この詐欺師は下調べ不足で助かりましたが、中にはすごい詐欺師がいるもんです。
それは、私と年の近い友人の身に降りかかった出来事。
【劇場型詐欺】
複数の人数で、色々な役を演じて被害者をだます劇場型詐欺。
振り込め詐欺は、お金を持っている老人をターゲットにしているという思い込みを、この時思い直しました。
その当時、友人は30代後半でした。
友人の元に、刑事課の者だと名乗る電話があったのが始まりです。
友人の父親が2年間借金の返済をしてくれないということで、お金を貸した人が警察に訴えてきたということでした。その刑事と名乗る女性は、本来は刑事課が対応する事件では無いが、上司が温情のある人なので、自分がこの事件を担当することになったと言ったそうです。
今回、友人の所に電話をすることになったのは、父親の借用書の連帯保証人として友人の名前と捺印があったからで、例え友人が署名も捺印もしていないと言っても、肉親なので支払う義務があるという話でした。本来ならばこうして連絡は入れないのだけど、私は大事にしないようにと内々に解決できるように連絡をしましたと。
突然の出来事にパニックになった友人ですが、本当に借金をしたのか父親に確認し、ダンナさんにも相談してから対応したいと答えたそうです。
ところがその女性は、それは構わないが、ダンナさんが友人の父親の借金の話を聞いたら、今後の夫婦関係がギクシャクするのではないかと心配だと言いました。果ては、父親はその借金を滞納した家賃の支払いとして借りているのに、パチンコやお世話している女性に注ぎ込んでいるようだから詐欺罪を問われる可能性が有り、その事を父親に伝える事で友人は逃亡教唆の共犯となりますらそのつもりで。と宣言したとの事で、友人はダンナさんにも父親にも誰にも相談できず悩んでいました。たまたまその時期に会って、この件と全く関係ない私に相談したのです。
なお、友人の父親ですが、パチンコ大好きだそうです。父親はパチンコによく行っているでしょうと言われたらしく、友人も嘘だとは言い切れなかったとか。
友人から更に詳しい話を聞いて、絶対コレはおかしいと言う事が沢山会ったのですが、友人が一番気にしていたのは「逃亡教唆の共犯になる」というところでした。そこで私は企業法務をやっている友人に、その点について聞いてみました。
逃亡教唆罪とか、逃亡幇助罪とかって、具体的に逃亡するのに手を貸したりすると適用されるそうです。
具体的に、逃亡させる為に車を用意したとかそういうこと。
だから、友人のケースの様に、確認する為に連絡を入れるだけなら、なんら罪に問われる事は無いのです!
ところでこの件、次に電話が来た時の対処する心構えをして電話を待っていたそうなのですが、電話が来るタイミングが毎回悪くて電話に出られない事が続いたら、パッタリ連絡が来なくなったそうです。
さて、詐欺まがいの電話の話から、詐欺の話へと広がってしまったので、そろそろ終わりにします。
が、最後に私が最近知ってビックリした話を1つ。
先日某バラエティ番組で、最近の詐欺の手口というのをやっていて、基本怪しい電話やメールは無視するのが一番だと言っていたのですが、唯一無視してはいけない物があるという事でした。
それは、裁判所からの召喚状。
最近の悪質な振り込め詐欺師は、裁判所の召喚状さえ悪用するらしいのです。
裁判を起こす事自体は、一般的に考えられているよりもお金がかかるものでは無いらしく、料金未納とかで訴えを起こされる場合があるそうです。出来ればそんな裁判なんて受けたくないというのが一般的な人の感覚なので、そんな事になるくらいなら数十万だったら払って終わりにしたい!という気持ちを利用するものらしいです。この場合、もし実際に裁かれるとなると、事実関係が調べられるので振り込め詐欺師側が当然ながら負けます。ただ、この召喚状(手紙でくるそうです)を一連の振り込め詐欺の手法だと軽く見て無視すると、裁判に出廷しない時点で訴えられた側が敗訴。
そうならない為に、万が一郵送で召喚状を受け取ってしまったら、まずは召喚状を発行した裁判所に問い合わせし、本当にそんな訴えが出されているのか確認しなければいけません。
本当に訴えられていたら、「法廷で戦いましょう」という意思を示せば、詐欺師側が訴えを取り下げるらしいですよ。
こんな事にならない為にも、自分の方から個人情報を出さないように気をつけないとね (゚ω゚;A)
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