先日、某ワイドショーを見て、「肌フローラ」なるものの存在を知りました。

「腸フローラ」というものがあるのは知ってましたが、よく考えたらどんなものかはよく知らなかったw

そもそも「フローラ」って何?と意味を調べても、花の女神とか、植物相とか。

それが腸とどう繋がるの? (。-`ω-)

よく分からなかったので、「腸フローラ」でググってみてようやく理解できました!

顕微鏡で腸の中を覗くと、それらはまるで植物が群生している「お花畑([英] flora)」のようにみえることから、『腸内フローラ』と呼ばれるようになりました。

参考: http://www.biofermin.co.jp/nyusankin/choflora/ より抜粋

なるほど、善玉菌、悪玉菌、日和見菌が広がっている様子が、お花畑みたいなんですね~ (’’

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ちなみに、「日和見菌」というのは、その言葉が意味するとおりで普段は様子を伺い、形成が強い方に変わるというおもしろい性質を持つ細菌です。

なんとも人間くさい細菌じゃないですか (^m^

 

 

さて、「肌フローラ」というように、お肌にも腸と同じように、善玉菌、悪玉菌、日和見菌というのがいます。(具体的に存在する細菌は肌と腸とでは違います。あくまでも細菌の属性です。)

腸の場合は、10%程度悪玉菌がいる事でバランスが取れるので、悪玉菌も必要な物なのですが、肌の場合は悪玉菌は無ければ無い程良いらしいです。

理想は悪玉菌0%ですが、実際は0にするのは難しいようなのですけどね。

 

「肌フローラ」の善玉菌(表皮ブドウ球菌)は、肌にバリア機能を作る為に必要なものです。

このバリア機能は超優秀で、90%もの紫外線をカットしてくれるというステキ効果が!

残り10%は、体内でビタミンDを形成する為に取り込めるようになっているのだそうです。

つくづく人の体ってすごいですよねぇ・・・

まぁ、体からは10%の紫外線を取り込む事は良いけれど、顔からは出来れば紫外線は取り込みたくないので、顔には不足分を補う形で日焼け止めクリームは塗っておきましょう。

一方で、汗が原因となって増殖する悪玉菌(黄色ブドウ球菌)。

悪玉菌が臭いの原因となるので、汗をかいたら汗を洗い流すのが効果的なのです。

が、ここで注意!

悪玉菌を撃退しようと石鹼で洗うと、善玉菌も一緒に洗い流されてしまうのです ヽ(´Д`ヽ)

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一度洗い流されると、肌フローラの再生成には8時間程必要です。

従って、朝起きた後に石鹼で洗顔すると、日中太陽が一番強い時間帯に肌にバリアが無い状態に ∑(=゚ω゚=;)

そういう訳で、バリアをキープしつつ、汗や皮脂だけを落とすには、石鹼を使わない手抜き洗顔がベストなんですね。

ちなみに、体の肌の乾燥が気になる場合は、臭いが出る部分(耳の後ろとか、脇の下とか)や汚れが気になる部分は石鹼で洗って、それ以外の背中や腕などの乾燥しやすい箇所はお湯で流すだけにしておくのが良いようです。

 

 

さて、手抜き洗顔の効果はいかばかりか。

うちの母は長年実践中です。

といっても、娘から言わせると、本人は絶対にそんなの意識してない!単なるズボラなんじゃ?なんですがw

昔から母のスキンケアの様子を見ていて、もっとちゃんお手入れするべきだと言っていたものです。

が、最近になって、スキンケアに気を使っている私よりも、手抜きの母の方が明らかにシミが薄い事に気がついてしまいました ∑(O_O;)

ナンで!?

と長年思ってましたが、今回ようやく理解できましたよ。

 

 

「肌フローラ」的には、石鹼を使わない洗顔がベストですが、毛穴の汚れってものも女性には大敵ですよね。

皮脂は水やぬるま湯で落とせても、角質等は石鹼が無いと落とせません。

それに長年、朝も夜も石鹼を使って洗顔してきた私としては、石鹼を使わないとサッパリきれいになった気になれません。

そこでこの数日は、

【朝】

ぬるま湯で洗顔し、肌にバリア機能を残す。

日焼け止めも併用して不要な紫外線は完全カット!

【夜】

クレンジングで毛穴の汚れを浮かし、よく泡立てた石鹼で皮脂や角質をしっかり落とす。

というのを実践中です。

まだ見た目的にシミが薄くなったとかいう変化は見受けられませんが、夜の洗顔後はいつもより肌が潤っているのを実感しています。

 

手抜き洗顔、侮れず・・・

 

もっと早くから知りたかったな、肌フローラ。