毎日の皮下点滴に切り替えて10日経過。

点滴がなくなってきたので病院に追加分を貰いに行く必要がありました。

クッキーは水を飲む量もだいぶ減って、トイレの量も減って、ちょっと良くなってきたのかな?とも思いましたけど、ますます食べなくなってしまいました (、、

腎臓の病気はしっかり食べなければいけない病気だったりするので、これってまずいんじゃないのかな・・・

 

色々口元に持っていってみるも、プイッと横を向いてその都度拒否 ><

何か食べさせる方法がないだろうかと、漢方の医師にメールで相談してみても、「なんとかして食べさせてください」の一言。

そもそもこの先生はメールの回答がぶっきらぼうというか、メールに慣れていないからか一言で終わることが多く(それは病院スタッフのブログでも度々お詫びみたいな事が書いてあったりするのだけど・・・)、こんな時って不安で泣きたくなってくる ;-;

 

チョロが食べなくなった時に、獣医師から食欲増進効果のあるお薬を出してもらった事があったので、今回もそれを出してもらうようにお願いしてみようか。

それとも一度病院に連れて行った方がいいだろうか?

でも寒い日だったので、具合が悪いところをあんまり外に連れ出したくないしなぁ。

そんな事でどうしようか悩んでいた先週金曜日の朝。翌土曜日であれば、家族に車を出してもらって連れてゆくことができるけど、私はペーパードライバー (’’;

結局、獣医師に電話して指示を仰ぐことにしました。

 

「それはもう血管点滴に切り替えるべきです」

恐れていた一言が (、、

でも先生、チョロの時に効果見れなかったし・・・

「チョロさんの事に囚われ過ぎです。血管点滴をして症状が良くなって退院している子は沢山いますよ。チョロさんとクッキーさんは同じ親から一緒に生まれた姉妹だけど、個体差はあるし、一緒じゃないんですよ」

そして、私が最も気にしていた、もっと早くに決断していれば・・・の後悔を見透かされたような指摘もされました。

ツレに相談するという事で一度電話を置き、ツレに相談というよりも半ば懇願する形で血管点滴に移行することになりました。

ツレはやっぱり血管点滴への移行は反対なのです。

 

キャリーバッグだけで寒空に出るのは可哀想なので、何かないかなと探してみたら、ありました、ありました!ちょうどサイズもピッタリのものが!

それは以前に自分用に購入した「お手軽岩盤浴」というレンジで温めるシートでしたw

サイズもぴったり。中に入っている玉石と黄土で岩盤浴効果が出るというものだから、同じくレンジで温めるゆたんぽよりもじんわりホカホカ温まることでしょう ^^b

これで移動中の寒さ問題は解決出来たので、岩盤浴をキャリーバッグの底に敷き、ヨイショと担いで病院まで連れて行きました。

ちなみに、岩盤浴は秋田の玉川温泉が有名です。

玉川温泉はがん治療に良いと言われる湯治場なので、図らずも病気に良さそうな物を使ったわけですね d(’’

 

お昼頃に病院に預けて一旦帰宅。

特に問題がなければ7時にお迎え。

そして3時頃、病院から電話が (´・艸・`;)

幸い点滴中に急変しましたとかいうものではなかったけれど、残念ながら新たに発見された病気についての連絡でした (ノД`)・゜・。

 

その夜、病院に迎えに行った時にレントゲンの説明と今後の治療方針についての話を聞きました。

胸に水が貯まっており、その為に努力性の呼吸となっているという事。

最近丸くなっている時になんとなく頭がぐらぐらしているような気がするとは思っていたんですが、これがこの呼吸のせいだったみたいです。

ほんの小さなところにも病気のサインってあるんだという事に改めて気付かされました。

他にも、胸の辺りに何か塊のようなものが見えるという事。

ともかく腎臓の治療よりも優先する必要があり、胸の水を出来るだけ負担なく抜くためには利尿剤を使用する必要がある事。

ただ、この利尿剤というのが腎臓には非常に悪い事も聞きました。

幸いにも血管点滴を行うので、そちらで少しは緩和されるではあろうとも言われました。

利尿剤を使って内科的な処置で水が抜けない場合は、チューブを刺して外科的に排水する必要が出てくるらしいです。

その水がどんな成分になっているか等を検査し原因を特定することも可能らしいのですが、今の体調からするとかえって体に負担をかけてしまうので、出来ればそちらは避けたいのですがと言われました。

胸の辺りの塊はレントゲンだけでは分からないので、大学病院の専門家に送って見てもらうようにしますが、場合によってはCTやMRIという事もありますとも。

 

ただでさえ腎臓の調子が悪くなっているのに、その治療に反した治療を先行して行う必要が出来てしまって、もうガックリ (、、

ともかく、この日から、朝病院に連れて行って、夕方迎えに行く事になりました。

 

我が家は3階建てなのですが(敷地が小さいので自然上に伸びます)、猫のトイレは1階に置いてありました。

どうもトイレに行くと疲れてしまうようで、そのまま寒い部屋の中で丸くなっている姿をよく見かけていたのですが、この寒さというのが血圧を上げるだかで腎臓の病気には宜しくないという話を聞き、この日家に戻ってから、各階毎に猫トイレを設置しました。

 

血管点滴開始1日目。

若干食欲が戻って、少しは食べてくれるようになりました。

血管点滴開始2日目。

前日よりも若干ぐったりしているようです。前日程ではないけれど少し食欲はあるかな。

血管点滴開始3日目。

それまで2階から動かなかったクッキーが、自主的に1階や3階に行くようになりました。

ちょっと元気が復活したので、テリトリーの巡回でも開始したのかもしれませんね^^

血管点滴開始から4日目。

点滴の針は一度つけたらしばらくは外さないので、それを固定するために巻いているテープで血流が悪くなり、針を刺している側の手がパンパンに膨らんでます ;-;

うぅ、かわいそう (゜-Å)

これってなんとかならないものですか?

下手に緩めると血管内で針が動いてしまって、血管自体が傷ついてしまうのだとか。

先生の方で様子を見て、あまりにもうっ血するようであれば緩めるということでしたが、その日の夕方迎えに行った際に緩められてました。

猫によっては逆にそれで腫れ上がる場合もあるらしいのですが、クッキーは翌朝にはうっ血もひいてスッキリした前足に戻ってました。

 

そして5日目の昨日。

前日迎えに行った際に、思ったほど胸の水が抜けていないかもしれないので、翌日様子を見ながらチューブに切り替えるかもしれませんと病院では言われましたが、呼吸も落ち着いてきたようだということで再度レントゲン撮影。

利尿剤の効果が出たようで大分水が抜けました。

レントゲン診断を依頼した大学病院の専門家からの結果も来て、子供の頃に風邪か肺炎かした時に出来たものと思われるので、今回胸に水が貯まった原因ではないだろうと。

ただ、やはり水を物理的に抜いてみて検査をする事を言われたようなのですが、獣医師側ではその原因究明よりもその負担を重く見て今回は水は抜きませんという事になりました。

ホッと一安心。。。ではなかった orz

まだ話には続きがありました (、、

一緒に行った血液検査の結果、腎臓病が酷くなっていることが判明 ( ノω-、)

仕方がないことだとはいえ、利尿剤の影響が ;-;

呼吸については少し落ち着いて、だいぶ水も抜けてくれたので、利尿剤は一旦終了し、引き続き血管点滴で今度は腎臓にターゲットを絞って治療を続けることになりました。

呼吸も落ち着いたので再度薬を飲ませられることになったので、漢方薬も再開です。

今の病状の深刻度が数値では分からないので教えて欲しいと言ったところ、先生側でも正直良く分からないとも言われました。

もっとずっと数値が悪くても持ち直している子も沢山見ているし、逆にこの数値ならまだシビアじゃないと思われた子が急変してしまう事もあったのだそうです。

「わからない」としか正直なところ回答しようが無いだろうことは頭では理解できるものの、気持では納得できませんね (、、

 

獣医師では漢方薬はもっと体調の良い時じゃないと効かないと言ってましたけど、他に希望をつなげるものもなく、漢方医側のHPに寄せられる余命宣告をされた子達の「持ち直しました」という数々の報告を励ましに、引き続き頑張るぞ~っ “o( ̄‐ ̄*)