クッキーが逝っちゃった・・・ (、、

 

昨日の夜からまともに歩けなくなって、もうトイレに行く事さえ出来なくて、それでも見るたびに部屋の中を移動して寝転がってました。

トイレはそのへたり込んだ先の、部屋中に敷いてあるペットシートの上。

呼吸は相変わらず落ち着いてはいるものの、抱っことかするとやはり苦しそうなので見守ることしか出来ませんでした ;-;

食欲はあるようなのだけど、少しでも口に入れると吐き気に襲われるようで非常に苦しそう。

でも呼吸が楽になった分、見た目的には数日前に比べると落ち着いている感じでした。

だから、もう暫くは一緒にいられるものだと思ってました。

 

今朝10時前に病院に連れて行った時、キャリーバックの中でビクリッ、ビクリッと痙攣が始まりました。

腎臓の機能低下に伴って、体内の毒素が濾せなくなって、それが血液を通して脳の方に行ってしまったのです。

チョロと一緒。神経性の痙攣。末期症状です ;-;

今後どうなって行くんだろうって不安になって、先生に聞いて。

最後の最後は尿が出なくなって、カリウム値が上がって、尿が出なくなるから点滴も入れる事が出来なくなる・・・って。

あと出来る治療となると、腎臓移植と透析。

腎臓移植は多分手術自体に耐えられないだろうし、その為の腎臓を手に入れる為には、別の猫を・・・なんて到底現実的なものではない。

透析は人間のように一旦外に出してという事が出来ないから、腹膜の中に輸液を入れて、そこで毒素を吸収したら輸液を抜くというものらしい。

聞くイメージよりも実際は楽だと言われたけれど、もうこれ以上針なんて刺す気には到底なれない。

例え一時的に状態が落ち着いても、腎臓はもはや治るものではなく、逆に前回の胸水を抜いた時のような、更なる苦しみを与えてしまうかもしれないから。

治療をする度に、あそこもここもと悪い所が見つかって、何だか悪い方にばかり転がっていっていたので、今更劇的な好転なんて考えられない。

だから、吐き気止め等、少しでも楽な気持になれるようにお願いしました。

同時に、最後は家で迎えさせてあげたいので、点滴を打ち切りたいとは思っていましたが、食べたいという欲求があるうちは少しでも楽にしてあげたいと思って、点滴を外すタイミングを考えていました。

 

病院にクッキーを預けて、実家に寄ってモンキーレンチを借りてきて、今夜使えるように酸素ボンベのチューブを交換してました。

注射はするは、モンキーレンチは使うはで、猫を飼わなかったら使う事無かったなぁ。アハハ。

なんて一人苦笑しながら作業していたら電話が。

「急変したので急いで来てください」

大急ぎで病院に行ったけど、もう呼吸は止まってました (、、

11時半頃に意識が無くなってすぐに呼んでくれたら良かったのだけど、意識を戻そうと処置をしてくれていたそうです。

12時過ぎに電話があったのは、呼吸が止まったから。

もっと早く、もっとあの時に・・・

病気にかかってからずーっとこの言葉がついてまわっていた気がします。

もっと早く病気に気がついてたらって何度思ったことか。

 

悔しいかな、呼吸が止まる時に一緒にいてあげたり、言葉をかけてあげたりは出来なかった ;-;

でも、3日前の急変(胸水を抜いた時)の際、もうダメだと覚悟していたので、私もツレもお互い今日まで知らなかったけれど、それぞれクッキーには感謝の言葉を伝えたりすることが出来ていました。

ツレは昔の思い出を、あんなことあったねこんなことあったね、とクッキーに話しかけていたら、か細い声でニャーンと返事をしてくれたと言ってました。

あの峠の後の2日間は、クッキーからの贈り物だったのだと思います。

 

本当に動物の病気って分かりません。

チョロの事があったからすごく気をつけていたつもりだったのに、病気によって全然最初の症状も違うし。

いつものお気に入りの場所と違う所に行く事になったりしたら具合が悪いサインかもしれません。

いつもより鼻がピクピク動いていたら要注意かもしれません。

きっと私はまた近いうちに子猫を飼うことでしょう。

チョロの替わりでもなく、クッキーの替わりでもない、また新しい家族を迎えると思います。

その時はもっと早く体調の変化を見つけられる良い飼い主になってあげたいなと思ってます。

あと、特に何もないと思っても、年1度の予防接種の際は、それと合わせてレントゲン検査や血液検査等をしてもらおうと決めました。

いずれにしても、早めに発見出来るのならば、もっといろいろ対処方法も有ったはず・・・

そうしたら、今回の様にギリギリになって複数の病気があることが判明して、その為にそれぞれの治療で苦しませる事にならないだろうし。

 

チョロが今度はツレの夢に出てきてくれたそうです。

クッキーの向こうに猫がいるなと見てみたら、小さい頃のチョロだったって。

そうしてチョロが私達の夢に出てきてくれたりするということが、今かなりの救いになっています。

クッキーが一人で旅立ったんじゃなく、チョロと一緒に旅立つことが出来たはずだろうから。

チョロと一緒だと思えば安心です ^^

家の中はクッキーのご飯とかが沢山あって、もう食べられないのだと思うと本当に悲しくなりますが、ここ最近与えていた、7歳以上、14歳以上のご飯はもうクッキーには必要がないので、実家の猫にプレゼントしました。

クッキーはもう高齢用のご飯じゃなくて、もっと美味しいご飯が食べらるし。

 

↓はまだまだ元気真っ盛りな頃のクッキーです。

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クッキーはチョロに比べるとクールでしたが、それでもお茶目な女の子でした。

そのうちの一部のエピソードを紹介すると、

 

エピソード1

ドーンと後ろで大きな音がして振り向いたら、ベッドからタンスの天辺に飛び移ろうとして、タンスに激突して落ちてゆくところだった。

ドーンというのは、タンスに弾かれた音 ^^;

 

エピソード2

ツレにふざけて水滴をかけられたクッキー。

夜中、ツレの胸の上に乗って、ツレの顔めがけてハックショーン!

ツレの顔面におつゆ振りかけて、飛び起きた家族の顔を凝視。

横で寝ていた私が見た時のクッキーの「ざまぁみろ」という顔が忘れられない。

 

エピソード3

毎晩寝室に行く時の、私とのお約束。

ドアの隙間から半顔。階段の踊り場から半顔。階段の上から半顔。

顔を半分だけ出すと、オヨヨって感じで首を横に伸ばして暫く見た後に、我慢出来なくなって私の方までダッシュ。

私の方は次のポイントに移ってまた半顔。

こうして寝室までの移動が毎晩の日課でした。

 

エピソード4

高い所が大好きだったクッキー。

座布団を重ねた上に、小さめのぬいぐるみを何個か置いておいたら、それを押しのけて、ぬいぐるみの真ん中でご満悦 ^^;

 

エピソード5

おやつの入ったタッパーは私が守ります!というように、常におやつタッパーの警護をしていた。

まるで親友のように寄り添っていた (’’

 

沢山の思い出をありがとう、クキ子。

 

またチョロと一緒に、昔のように(↓)天国で仲良く元気でね。