寒さに目が覚めた。
冷房の設定温度がいつの間にか22℃に下がっていたようだ。
窓の外を見ると、町がうっすら霞がかっている。今日も湿気が高そうだ。
TVの天気予報では、本日マカオは31℃。
今日は歩くぞ~ ☆(●≧ω≦)9
まずは朝7時開店のお粥が美味しいというお店に行って朝食を済ませてから世界遺産を巡るのだ。
未だに地図での距離感がおかしくて、多少迷いながらもなんとかお店を見つける。が・・・やってない!???
よくよく見ると、お店の壁に8時開店と書いてあった (、、
仕方がない、時間まで近場の世界遺産を見に行くか (’’
*世界遺産マップ。丸印が宿泊しているグランドリスボア。
近くに①民政総署があるのでそこに行ってみることに。
が、探せど探せど見つからない (’’?
地図と見比べ、あっちだこっちだ相談してたら見つかった!
思いっきり目の前だったのだけど、工事中で完全に覆われていた為に見つからなかったのだ (’’
一応中には入れるようになっていて、立派なアズレージョ(ポルトガルの絵タイル)やギャラリーや図書館を見ることが出来るらしい。
が、政府機関も一緒に入っており、どこまで入って良いものか判断つかず、ざっと中を見るだけで退散した ^^;
思わぬところで時間を取って、8時になったので再度お店へ。
三元粥品専家というそのお店には既に1組のお客さんが入ってた。
日本人の3人組。私たちと同じく「るるぶマカオ」を持ってるw
その店は、レジのところにおばあちゃん、調理はおじさん、フロア担当はおばさんと3人で切り盛りしているようだった。
テーブルの上にメニューがあるがオーダーを取りに来る訳では無く、ローカルのお客さんは大声でおじさんに注文をしていたが、我々は読み方すら分からないのでそれは無理 (´・ω・`;)
メニューを持ってコレとコレと指さし注文だ ^^p
ふと眼の端に何か茶色くて大きいものが横切る。
・・・いやな予感 ( ̄ー ̄;
見たくはないが、確認しないと怖いので見てみると、やっぱりヤツがそこにはいた orz
ゴXXリだっ !!!!(゚ロ゚ノ)ノ
あぁ、見なきゃよかったと思ったら、もっと近くにもう一匹
ギャ━━━━━━Σヾ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!
幸い・・・なのか最早分からないが、こっちの方はだれかが踏んだようで、動いていない。
それでも近くにいるのが嫌だぁぁぁ w( ̄Д ̄ w
頭の中では悲鳴を上げるも、まさかお店の中で大騒ぎする訳にはいかない。
こっそりツレに伝えたら、近くにいる方を蹴り飛ばしてくれたのでとりあえず視線には入らなくはなったのは幸いだが、もう一匹遠いとはいえ同じ建物内にいるのだ、ヤツが (((((( ;゚Д゚)))))
誤って足とか登られたら笑えないので、足は床に付けずに常にブラブラ振って無駄であろう抵抗はしてみた o(TヘTo)
全く言葉は通じないものの、それでも言いたいことは分かるもんだ。
油条(お粥に浸して食べる揚げパンみたいなもの)を持って、各テーブルのお客さんに「これ食べる?」みたいなことを聞く。
こちらも聞かれたので、ウンウンと頷くと、長細い油条をハサミでチョンチョンと切って供される。
注文したのは、皮蛋痩肉粥(写真左)と三元及第粥(写真右)。
各HK$19。これに油条がHK$5。全部で約600円。
お粥は思ったより大きくて、小ぶりなどんぶりサイズ。
皮蛋痩肉粥はピータンとお肉のお粥。ガイドブックによればピータンと豚肉となっているが、痩肉とは脂身のない肉の事らしい。
普通に豚肉は猪肉というし、このお肉は妙にピラピラしていて柔らかくて、豚肉っぽくなかった。
三元及第粥は、勝手に文字の通りにこのお店のスタンダード
と理解していたら、及第粥というのはモツの入ったお粥だった。
お粥にモツというのも違和感あるが、朝食にモツというのも・・・
ここのはモツと肉団子が入っていてそれなりに美味しかったそうだけど、やっぱり朝からということに抵抗を感じていたようだ。
さぁ、世界遺産めぐり再開だ ε=ε=ε=(o゜―゜)o
マカオの世界遺産は、教会をはじめとしてその殆どが未だに施設として使用されているものが多い。
場所によっては中に入れないところもあるし、正直どこまで入れてどこから入れないのかがよく分からない (´-ω-`;)ゞ
旅行会社からもらったパンフレットにはそこまで詳しいことは書いてないが、同じく旅行会社が貸してくれたiPodを聞けば、それぞれの施設毎の詳しい説明からどこまで入れるのかの判断はつくようではあるけれど、もっのすご~く暑い中で、1箇所3分とかの時間をかけてじっと聞く気力は最早尽きた。
途中からスタンプラリーのようになり、1箇所ずつ場所を確認し、写真を撮って、「ハイ、次!」ってことになってきた ヾ(;´▽`A“
②聖オーガスティン教会 → ③ロバート・ホー・トン図書館 → ④聖オーガスティン広場 → ⑤聖ヨセフ修道院および聖堂→ ⑥ドン・ペドロ5世劇場 → ⑦聖ローレンス教会 → ⑧鄭家屋敷 → ⑨リラウ広場 → ⑩港務局大樓 → ⑪バラ広場 → ⑫媽閣廟
だいぶ地図の距離感にも慣れてきたものの、修復中だったり、外観がガイドブックの写真と違う色に綺麗に塗り替えられていたり、逆に写真よりもだいぶ古ぼけていたりで、所々ここでいいのか?と探すこともしばし。
*写真は、聖オーガスティン教会(左上)、聖ローレンス教会(中上)、港務局大樓(右上)、バラ広場(左下)、媽閣廟(右下)
媽閣廟はマカオで初めてみた寺院。
教会だとさっぱり勝手が分からないが、こっちなら少し身近。
日本の物とはだいぶ違うがお線香が灯されている。
ここはひとつお参りしてみることにする。
HK$20(約260円)で3本セットのお線香を購入。
見た目はお線香というよりも手持ち花火だ (’’
これでも十分に大きいが、これはまだまだ小さい方。大きいものは打ち上げられちゃうんじゃ? (写真左)
ちなみに、手前の3本が購入したもので、奥の物は売店の横に立てかけてあったお線香。お線香だけど立てかけられちゃう (’’;
これだけ大きいと火もなかなかつかない。(写真中)
じゃあ、もっと大きいものはどうやってつけるのだろうと思ったら、どうやらガスバーナーでつけるようだ (´・ω・`;)
この形の他に、半月とか1ヵ月とかの単位で燃え続ける巨大蚊取り線香の様なものもある。HK$200くらいだったかなぁ。
丁度購入した人がいて見ていたら、ガスバーナーで火をつけられ、鉄の棒で天井にひっかけられていた。(写真右)
当初の予測ではここらで昼近くになるかと思っていたのに、この時点でまだ9時過ぎ。
歩いてみてつくづく実感する。マカオって小さいなぁと (’’;
まだまだ早い時間なので、更に世界遺産を回ってみることに。
案外歩いても回れちゃうことが分かったので、このまま北上して聖ポール大天主堂跡の上の方まで一気に歩いてみることにする。
⑬聖アントニオ教会 → ⑭カモエンス広場 → ⑮カーサ庭園 → ⑯プロテスタント墓地 → ⑰ナーチャ廟 → ⑱旧城壁 → ⑲聖ポール天主堂跡 → ⑳モンテの砦 → (21)イエズス会記念広場
暑い・・・、暑すぎる・・・ (´Д`。)
このところ東京はすっかり秋の気配になっていたからというのもあるとは思うけれど、気温もともかく湿度が高くて汗が止まらない。
水は飲んでも飲んでも全て汗で流れてゆくし、とうとう手持ちの水が尽きた時には軽いパニックを覚えた程だ。
モンテの丘の頂上の売店で水を買うことが出来た時、オアシスに辿りついた旅人の気持ちが分かった気がした @w@
イエズス会記念広場まで降りた時に買ったパイナップルジュースは今までで一番美味しく感じられた。
*写真は、聖アントニオ教会(左上)、カーサ庭園(中上)、ナーチャ廟と旧城壁(右上)、聖ポール天主堂跡(左下)、モンテの砦(中下)、イエズス会記念広場(右下)
モンテの丘の頂上には大砲が何基か残っている。
そのうちの1基の照準の先を見てみたら・・・
泊っているホテルだった ^^;
お願いだから撃たないでw
鳥の声が沢山するなぁ、気持ちがいいなぁと思っていたら、
木に沢山鳥籠が吊り下げられて飼われてた (´・ω・`;)
さて、残りの世界遺産はギア要塞を除いて全て近くにまとまっている。
一気に回ってみることにしよう。
(22)聖ドミニコ教会 → (23)聖ドミニコ広場 → (24)盧家屋敷 → (25)カテドラル大堂 → (26)カテドラル大堂広場 → (27)仁慈堂 → (28)三街会館 → (29)セナド広場
聖ポール大天主堂跡からセナド広場までの間には、小さい商店がゴチャゴチャと並んでいる。
この辺りの名物らしいのがジャーキーで、30cm四方にのされた味付け肉が売られている。
匂いからして知っているジャーキーの匂いと大きく違い、中華系の香辛料と甘い香りが漂っている。
前日の夜も同じところを歩いたはずだがどうしても見つけられなかった建物が1つあった。それは盧家屋敷。
この日はあっさり見つけることが出来たのだけど、なぜ前日見つけられなかったのか。
それは反対側に並んでいるおでん屋さんばかり見ていたからだ (’’;
屋敷は他の建物と違って、「どうぞ入って見てってください」的なことが入り口の辺りに貼ってあること。
これなら堂々と入れるぞ ^^b
1Fしか見られないし、そんなに1部屋は大きくないし、使っていた家具等も特に残していないので、どの部屋をどう使っていたのかさっぱり分からなかったけど、家の中に何箇所か作られている中庭っていうのは気持ちの良いものだと思った。
石造りの家と中庭で、この暑さが大分マシになる気がした。
セドナ広場に戻ってきた。
ここはガイドブック等で見る限り雰囲気のある広場なのだが実際に来てみるとなんか違うなぁ・・・と違和感を持ったが、その原因に思い至った!
広場の中央、一番広々としている場所に「中国建国60周年」と書いた真っ黄色の(文字は赤)大きな門のハリボテとがあって、その手前には選挙が近いらしく広場のど真ん中を大きく占領して円形に選挙ポスターが並んでいたのだ・・・
正直、この場のヨーロピアンな雰囲気ぶち壊し (=_=;
*写真は、カテドラル大堂(左上)、仁慈堂(中上)、三街会館(右上)、盧家屋敷(左下)、セナド広場(右下)
*セドナ広場の写真の右側に写っている緑のシート?で覆われた場所が、最初になかなか見つけられなかった民政総署
さて、丁度選挙期間だったマカオ。
どうやら個人ではなく政党に投票するようで、↑の写真ではちょっと分かりにくいが、全てのポスターには政党毎に数字が振られ、それぞれ所属の議員らしき人達が全員写っている。
3人程の政党もあれば、10人近くいる政党もある。
町中の数か所で(円形ではないけれど)この選挙ポスターを見たが、大きく政党の名前と番号とが書いてあって、全員の集合写真という構図だった。
何の選挙だったのだろう? (’’
ここまで見終わって12時前。
よ~し、お楽しみのお昼ご飯だ~ ^0^ノ
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